「体重急増」に「稽古不足」…「大の里」最速綱取りに囁かれる不安 巡業でも親方衆から“ダメ出し続出”だった
5月11日に初日を迎える大相撲夏場所(東京・両国国技館)の最大の注目は、何と言っても大関・大の里(24=二所ノ関)の綱取りだ。成功すれば、初土俵からの所要場所数(13場所)で昭和以降最短、新入幕からの所要場所数(9場所)でもあの大鵬を上回る(年6場所制になって以降)最速でのスピード出世となる。また、6年ぶりの日本人横綱の誕生でもある。しかし、記録がかかった注目の15日間となるにもかかわらず、親方衆や記者たちの間に高揚感はあまりないという。その理由は、ひとえに大の里のキャラクターにある。...