「君島十和子」のイベントに現れた“娘”の姿にファンが驚いた理由 「やっぱり宝塚出身はダテじゃないと思いました」

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“美のカリスマ”として、世の中年女性たちに崇拝されている美容家の君島十和子氏(58)。ご本人が手がける化粧品ブランド「FTC」は年商18億円ともいわれるが、最近は意外な“販売法”を実践していた。

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娘は元タカラジェンヌ

 資生堂やディオールといった有名ブランドが連なる化粧品フロアに、目を引くついたてがそびえている。“撮影禁止”の張り紙がされたそのついたてのすぐそばには、数十人の行列が。出入り口のカーテンが開け閉めされるたびに、中から興奮さめやらぬ様子の女性が出てくる。そのうちの一人は、

「めっちゃきれい。マジきれい。思ってたよりきれい」

 と、感動に打ち震えていた――。

 これは、名古屋の高島屋で4月16日から1週間にわたって開催された〈君島十和子来場イベント〉のワンシーン。ついたての向こうにいたのが、他ならぬ君島十和子氏その人である。

「彼女は近頃、ポップアップショップにかなり力を入れているんですよ」

 とは、古参のファン。

「3月には、東京・新宿の伊勢丹でも自社ブランドのポップアップを展開していました。娘さんが接客してくれるので、ファンならつい足を運んでしまいます」(同)

 娘とは、元タカラジェンヌである憂樹さんのこと。今年28歳になる彼女も、親譲りの美貌の持ち主だ。

「店頭に立つにあたって“研修”まで受けたという娘さんの接客は丁寧で、身振り手振りを交えて商品の説明をしていました。SNSを見た旨を伝えると、“ありがとうございます!”と気持ち良く返事してくれましたよ。姿勢が良くて動きもてきぱきしていて、やっぱり宝塚出身はダテじゃないと思いました」(同)

家庭や夫婦関係について“相談”も

 しかし、ポップアップの目玉はその先にある。

「商品を2万円以上購入すると十和子さんとツーショット撮影ができるんです」(前出のファン)

 まるでアイドルである。

「マスカラと化粧品セットを買えば、あっという間に2万円はいきますね。撮影の際には、3分ほど十和子さんとおしゃべりができます。お化粧の方法から、家庭や夫婦関係についての話題まで、“プチ相談会”として幅広い話をしているようですよ」(同)

 感極まって涙を浮かべたり、日参する熱烈なファンもいるのだとか。

 十和子氏が“行商”に励むのにはワケがあった。

「FTCは青山に実店舗がありましたが、建物の老朽化に伴い、今年3月末に閉店したんです。ホームページのお知らせで〈今後は各地のポップアップショップなどで直接商品に触れて頂く機会を増やして参ります〉と宣言していました」(同)

 ポップアップに向けた十和子氏の気合いの入りようを、ファンは熟知している。

「営業の後には娘さんと一緒にSNSでライブ配信をして感想を述べていますし、“出勤前”のライブ配信などで推しの商品を紹介することも。十和子さん、その商品説明が本当にお上手なんですよ。商品について視聴者から質問があると、成分などを含めて完璧に答えるほどです」(同)

 名声に寄りかからず現場に赴き、ひと工夫加えたサービスを提供する。美容術のみならず、商魂も超一流なのであった。

週刊新潮 2025年5月1・8日号掲載

ワイド特集「天国と地獄」より

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