「増税のザ・当事者」 ブーメランを承知で消費減税に踏み込んだ立憲民主・野田代表のジレンマ

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ザ・当事者と言うが

 立憲民主党の野田佳彦代表は、食料品の消費税率を原則1年間に限ってゼロに引き下げることなどを7月の参院選の公約に盛り込む考えを示した。2012年に段階的な消費増税を首相として決めた当事者だけに、意外と受け止められる結論だが、野党第一党の党首として背に腹は代えられない決断だったようだ。

 野田氏は民主党政権を率いていた2012年、社会保障と税の一体改革に伴って自民・公明両党と3党で合意し、税率を10%にまで段階的に引き上げることを決めた当事者だ。...

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