「天皇陛下の間近でお仕えして、本当にかわいがってもらっていました」 360万円を盗んだ宮内庁職員の素顔を祖母が語る 直前には“異変”も「350万円の借金がある、と」
「350万円の借金がある」
彼がその場で真実を伝えることはなかった。代わりに、祖母には次のように説明していたのだという。
「永太は“350万円の借金がある”と言っていました。だからこそ“仕事を変えて返す”とも。しまいには“借金を返すためにバイトしたい”なんて言ったり。“バイトで返せる金額じゃない”と諭したのですが、“おばあちゃんには関係ないよ。大丈夫だから、心配しないでね”と。350万円なんて借金、どうやって作ったのだろうと思ったのですが……」
山崎の仕事ぶりと天皇ご一家との関わりについてはこう振り返る。
「永太は天皇陛下の間近でお仕えして、本当にかわいがってもらっていました。これは何年か前の新嘗祭(にいなめさい)の時の写真です。儀式のために天皇陛下が会場に入って来られる前に、こんな格好をして、灯明をつける役目を任されたんです。天皇ご一家が那須の御用邸で静養された際も随行していたという話で、愛子さまと花火をしている写真も携帯で見せてくれたことがあります」
「趣味といえば、アイドルの“追っかけ”くらい」
なぜ道を踏み外したのか。本人に電話で質したが、
「すいません、報道の通りでございます。お話しできることはございません」
と、繰り返すのみ。
盗んだ金の使途が気になるが、この点、祖母は、
「恋人の話なんて聞いたことがないし、趣味といえば、アイドルの“追っかけ”と言うのかしら。イベントがあると、休みを取って行っていたみたい。乃木坂とか何とかっていう。コップやのれんなど、たくさんグッズも買っていたようです。ただ、最近は『忙しくてそんな(追っかけする)余裕ないよ』と言っていましたし、さすがに、アイドルに使うために役所の金に手を付けたはずはないと思うのですが……」
5月8日発売の「週刊新潮」では、この職員の素顔と写真、天皇ご一家との関わりについて詳しく報じる。









