昭和の野球ファンが起こした「大暴動」 ビール瓶を投げつけ選手が“大流血”、相手チームを球場に閉じ込め機動隊が出動

スポーツ 野球

  • ブックマーク

 プロ野球シーズンもたけなわ。試合に負けた腹いせに心ないファンが投げたゴミ袋が別のファンの頭を直撃するなど、近年でも一部のマナーの悪いファンによる球場トラブルがあとを絶たない。だが、かつての野球ファンは、もっと過激で狂暴だった。昭和から平成にかけて試合中や試合後に多数のファンが暴徒と化して起こした“黒歴史”とも言うべき騒動を5回にわたって紹介する。

(全5回の第1回)

 ***

 試合中にスタンドから投げられたビール瓶が三塁手の頭部に当たり、流血の惨事となったのが、1974年5月8日の日本ハム対太平洋(後楽園)である。...

つづきを読む