「アンドリュー王子を訴えた女性」が自宅で死去 数週間前の“交通事故”報告と“家庭内暴力”報道との関連は
家庭内暴力の加害者はどちらか
バージニアさんの代理人が「間違って公開された投稿」と釈明する一方、米誌「ピープル」は4月2日と5日に衝撃的な“内情”を報じた。
2日の記事では、バージニアさんが家庭内暴力を理由とする裁判所の接近禁止命令(FVRO)に違反していたことが明らかになった。対して5日の記事は、彼女がロバートさんからの家庭内暴力を告発する内容だ。
彼女の兄夫妻も彼女の主張を肯定し、Instagramで公開された2020年8月の入院動画もおなじ理由だったことを示唆した。対してロバートさんの弁護士は、裁判所で係争中としてコメントを控えた。
彼女の父によれば、2人はあまり円満ではない形で離婚を選択したという。その後、親権をめぐって争いとなり、「子供たちを奪わないで」の投稿につながったようだ。
徹底的な捜査を求める声も
そして今回の死去である。遺族の声明を読み取れば、被害者体験による苦悩から立ち直れず、離婚や子供との別れに悩んだ末の死。3月の事故を狂言として非難したネットの声が、弱っていた彼女をさらに追い詰めたという見方もある。
一方で、獄中でみずから命を絶ったエプスタイン元被告を含め、エプスタイン事件の関係者の死者は3人目。バージニアさんは2019年に「自死の願望は一切持っていないと公に表明する」とTwitter(現在のX)で発言し、昨年10月にもイーロン・マスク氏に“情報提供”を持ち掛けるような投稿をしていたこともあり、ネット上では徹底的な捜査を求める声も多い。
バージニアさんの遺産をめぐり相続問題が勃発するという予想もある。アンドリュー王子から受け取った賠償金の金額は非公開だが、一部の英紙は1200万ポンド(約23億円)とも報じた。オーストラリアでの相続は配偶者、子供、両親の順となるが、すでに離婚しており子供は未成年。英紙は米国にいるバージニアさん側の遺族が請求する可能性もあると報じている。
「激動」といった言葉も追いつかないほどの人生を歩んだ女性だけに、死後も混乱は続きそうである。