「生前も死後もほとんど注目されなかった画家」の作品が熱視線を浴びる最大の理由とは?

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 20世紀初頭のスウェーデンに、カンディンスキーやモンドリアンに先駆け、膨大な数の抽象絵画を制作していた画家がいた。近年、欧米を中心に世界の美術界を驚嘆させている、その作品約140点が、「ヒルマ・アフ・クリント展」(開催中・東京国立近代美術館)のために日本初上陸。

 さらに、展覧会に合わせて、謎多き画家の素顔に迫った映画「見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界」が再上映、雑誌「芸術新潮」(4月号)でも特集されるなど、にわかに国内でのヒルマ・ブームが盛り上がっているのだ。...

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