意識不明のまま搬送された病院で目を開け「歌ってくれ」と…「酒と泪と男と女」48歳の若さで旅立った「河島英五」の“歌バカ人生”

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 180センチを超える長身でギターをかき鳴らし、腹の底から響かせた野太い声で歌い上げるのは人生の切なさや喜び。2001年4月16日、「酒と泪と男と女」「野風増(のふうぞ)」「時代おくれ」などで観客を酔わせた河島英五さんがこの世を去った。曲のワンフレーズを口ずさむだけで、あの姿と声を鮮やかに思い出す人はいまだ多いだろう。音楽に始まり、音楽に終わった河島さんの生涯を振り返る。

(「週刊新潮」2001年5月3・10日号「『酒と泪』より凄かった歌バカ 『河島英五』48歳の生涯」をもとに再構成しました。...

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