【べらぼう】一橋家に追い詰められ、一橋家で権力を増す田沼意次 毒殺疑惑後に迎えた“天下”
将軍の世継ぎ毒殺の嫌疑をかけられた
このところNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で、幕府の老中を務める田沼意次(渡辺謙)の存在感が急速に高まっている。といっても、勢力を伸ばしているのではなく、ピンチに追い込まれているように見える。
第15回「死を呼ぶ手袋」(4月13日放送)では、10代将軍徳川家治(眞島秀和)の嫡男で後継に決まっていた家基(奥智哉)が、鷹狩の最中に倒れて急死。意次が毒を盛ったのではないか、という噂でもちきりになった。ドラマでは、家基に親指の爪を噛むクセがあるのを見越して、意次が発注した手袋の指先にだれかが毒が仕込み、それを噛んだ家基が毒殺された、という設定だった。...