結局、「J-POP」なのか「K-POP」なのか コーチェラ席巻 XGが世界的に高評価のワケ
世界トレンドで5位
日本の7人組ガールズグループ・XG(エックスジー)が快挙を成し遂げた。現地時間4月13日と20日午後に米国最大級の野外音楽フェスティバル「コーチェラ」のSaharaステージに登場。日本人アーティストが同ステージでトリを務めるのは初めてで、国内の音楽業界からは歓喜の声が沸き上がっている。
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サイバーパンクの奇抜なコスチュームが注目されたこともあってXでは「#XGCHELLA」(XGとCoachellaの合成語)がアメリカのトレンド2位、世界トレンドで5位になるなど11の国と地域でトレンドベスト5に入った。
海外事情に詳しい音楽ライターが振り返る。
「コーチェラは米国西海岸のロックフェスとして1999年からロサンゼルス国際空港から車で3時間ほどのカリフォルニア州インディオの砂漠地帯コーアチェラ・バレーで開催。シカゴのロラパルーザ、テネシー州のボナルーと並ぶ世界屈指の音楽イベントです。XGがトリを務めたサハラ会場はコーチェラの中でも1万5000人を収容する3番目に大きな会場で、屋内会場としてはコーチェラ最大規模。
XGが出演した日本時間14日と21日午後のステージの時間帯は米ラッパーで歌手のポスト・マローンがメインステージでパフォーマンスをしていたため、大勢の観客がそちらに流れるという悲観的な見方もありました。しかし、ふたを開けたら予想以上のファンがサハラステージに駆け付ける大盛り上がりで、2023年のコーチェラのヘッドライナーに抜擢されたBLACK PINKのリサも観客席に姿を現すほど。米国におけるXGの人気の凄さを証明したかっこうです」
XGは浜崎あゆみや倖田來未らを擁する大手レコード会社のエイベックスが育成した全員日本人のグループで、メンバーはCHISA、HINATA、JURIN、HARVEY、JURIA、MAYA、COCONAの7人。世界を目指すという方向性から楽曲の歌詞はすべて英語となっている。
2022年3月に1stシングル「Tippy Toes」、同年6月に2ndシングル「MASCARA」、23年1月に3rdシングル「SHOOTING STAR」を発表し、同年6月に1stミニアルバム「NEW DNA」収録の「GRL GVNG」を先行リリースすると全米ビルボードチャート「Hot Trending Songs Powered by Twitter」で初登場1位にランクインを果たした。
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