「土砂降りの中2時間待機でずぶ濡れに…」「残暑で2人が病院搬送」 令和の園遊会はトラブル続き 今回のルート変更の裏側

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「招待客とあまりにも熱心に歓談なさる」

 さる宮内庁関係者は声を潜めて、待機が長くなっていたのにはこんな理由があると明かす。

「両陛下、とりわけ雅子さまが、一人ひとりの招待客とあまりにも熱心に歓談なさるのです。お招きした方に楽しんでほしいとのお気持ちゆえだと承知していますが、それにしても……」

 雅子皇后は、例えば先の横尾氏とは約6分間、談笑なさっている。

「横尾氏は歓談の音声を拾うピンマイクを付けた“特別誘導者”でした。著名な方から選ばれるため、比較的お話が長くなるのも分かりますが、ご歓談の時間は1時間程度と限られている以上、偏った時間配分ではないでしょうか」(同)

雨の中丁寧にお話になり……

 実際、本誌(「週刊新潮」)連載エッセイの中で横尾氏は〈おあとを待っておられる方がいらっしゃるように〉思え〈ソワソワ〉したとつづっている。

 さかのぼれば、前述の“土砂降り園遊会”でも、雅子皇后は雨の中丁寧に招待客らとお話しになり、終了時刻が1時間以上も遅くなってしまったのである。

「こうしたことを受け、昨秋の会では、陛下らがご歓談を始められる時刻が30分前倒しになりました。それでも、先頭の両陛下が歓談されるうち、秋篠宮ご夫妻が追い付いてしまわれる状況が生じ、今回の変更に至ったのです」(前出の宮内庁関係者)

 後編【「雅子皇后が長時間お話しになるので式部職に焦りが」 園遊会の時間不足問題 「急かすようなことは絶対にできない」】では、園遊会の時間不足問題について報じる。

週刊新潮 2025年4月24日号掲載

特集「春の『園遊会』62年ぶり『ルート変更』の裏に雅子皇后の“ご歓談”」より

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