「まるで豚のエサ」粗末な弁当を隠しながら食べていた日本人労働者を見て、激高した男が取った驚愕の行動 #戦争の記憶

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 今から80年前、第2次世界大戦が日本の敗戦で終わったばかりの朝鮮半島。6万人もの日本人難民の命を救い「引き揚げの神様」と呼ばれた男がいた。その名は、松村義士男(ぎしお)。北緯38度線の「北側」に封じ込められた同胞たちが大量死する惨状を見過ごせず、アンダーグラウンドでの帰還工作に身を賭した。

 同志・磯谷季次(いそがやすえじ)と共に起ち上がり、かつて培ったコネクションをフル活用して驚天動地の集団脱出工作に奔走する松村は、とある光景を目撃して激高する……。...

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