「やり過ぎやったかも」 横綱・豊昇龍の「乱痴気飲み会」主催者らがコメント 「参加者に反社はいない」
「やり過ぎやったかもしれませんね」
拡散された動画で腕のタトゥーが映し出されたB氏にも話を聞いた。喫茶店に現れたB氏は名古屋市で建設会社の取締役を務めているといい、問題のケーキのシーンをこう振り返る。
「正直、私も迷ったんです。“やっていいのかな”って。やり過ぎやったかもしれませんね、あれは」
その一方で、
「(入れ墨は)昔、若い時に入れたものがあります。でも私は反社ではありません。それは調べてもらえば、すぐに分かると思います」
春巡業の最中、豊昇龍は朝稽古が終わると、
「土俵に向かって深々と一礼し、“礼は大事。それが相撲の文化”と話すなど、横綱としての自覚を以前より強く持ち始めているように見えましたけどね」(スポーツ紙の相撲担当記者)
との声もあるが、今回は支援者の前でハメを外し過ぎた、ということか。
「叔父を反面教師として……」
好角家で、日本相撲協会の外部有識者委員を務めた経験もある、漫画家のやくみつる氏が言う。
「横綱といっても“心技体”のすべてがそろってなる人もいれば、“心”の部分は未熟だけれど、相撲の成長が早くて横綱になる人もいます。豊昇龍は後者の典型のように思え、その分、長い目で見てあげなければいけない部分はある。一方で、土俵外の狼藉でも鳴らした、叔父で第68代横綱の朝青龍と同じに見られることを豊昇龍はすごく嫌っています。叔父を反面教師として今後、全く別の横綱を目指すことに期待を寄せています」
豊昇龍の見解を聞くべく、立浪部屋に取材を申し込むと、代理人弁護士がこう回答した。
「参加者の中に昔、若気の至りで入れ墨を入れた者もいましたが、決して反社会的勢力の構成員・関係者ではありません。(中略)当人は、今後も引き続き、相撲に精進し横綱の重責を果たして行く所存です」
前編【「着物を脱ぎ捨て、ケーキに顔からダイブ」 横綱・豊昇龍のハメを外し過ぎた飲み会動画が流出】では、ハメを外し過ぎでは、と批判の声を向けられた飲み会の全容を紹介している。