世の中に「阪神ファンは凶暴」のイメージを植え付けた「催涙スプレー事件」 地方球場での対阪神戦が10年間“出禁”になった大騒動とは
昭和から平成にかけて試合中や試合後に多数のファンが暴徒と化して起こした事件を紹介する特別企画。最後の第5回は、2003年6月11日の中日対阪神の試合後に起きた催涙スプレー噴射事件をプレイバックする。【久保田龍雄/ライター】
(全5回の第5回)
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1991年にオープンした岐阜市の長良川球場(現・ぎふしん長良川球場)は、同年4月14日に初のプロ野球公式戦、中日対大洋が行われて以来、毎年1、2試合程度、地元・中日戦を中心に公式戦が組まれている。...