「酒を飲めるやつは出世する!?」 NOと言いにくい日本特有の「組織単位飲み」のルーツは1300年前にあった

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 体質的にお酒が飲めないのに、「飲み続ければ飲めるようになる」「まあ乾杯だけ」と、あの手この手で飲ませようとしてくる手合いに悩まされている人も多いだろう。

 作家の澤田瞳子さんもその一人。最近遭遇したある宴席での出来事から、なぜ日本では組織単位で酒を飲む伝統があるのかを歴史的に考察しつづっている。澤田さんのエッセイ集『京都の歩き方 歴史小説家50の視点』から、その一篇をご紹介する。

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 体質的に酒が飲めないと公言して、かれこれ20年。...

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