「言葉が出てこない」「常に物を探している」 88歳の横尾忠則が考える“ハンディキャップ”との付き合い方
最近、困ったことが起こっている。物忘れの激しさです。物忘れなのか、もともと知らないことなのか、その区別はつきにくいのですが、人と話していたり、こうして文章を書いている最中に、言葉が出てこなくなっていることに自分でも気づいているのです。
もともと語彙の多い方ではないのですが、その少ない言葉が、さらに少なくなってしまっているのです。
先ず、スッと出てこない言葉は漢字の熟語の言葉とカタカナ語、それと固有名詞、時には普通名詞さえも出てきません。...

