「公立王国埼玉」でもカズレーザーの母校の人気が低下…私立への流れが加速する高校無償化で公立校が戦々恐々
新年度、高校無償化により教育の何が変わるのか――。公立王国と言われる埼玉県では県立浦和高校を筆頭に、公立優位の状況が続くと見られる。それでも上位校の一部や中堅校では大きな変化が起こりそうだ。公立校の校長らが戦々恐々としているその実態とは。【小山美香/教育ライター】
(前後編の後編)
県内では公立上位校でも安心できる状況にない学校もある。
「タレントのカズレーザーさんの出身校でもある熊谷高校は、地域トップの伝統校ですが、県北部では上位層が早稲田本庄に流れ、人気が低下しています」(県南東部で、30年以上小中学生を教える塾講師のBさんの塾講師Bさん)
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