「200字の原稿」のために3日間泊まり込む編集者も… 没後15年「井上ひさし氏」のやっぱりすごい遅筆伝説

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 文学や演劇、平和運動など幅広い分野で活躍した井上ひさし氏。肺がんの闘病中、75歳で亡くなったのは2010年4月9日のことだった。NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」や小説『吉里吉里人』など数多くの名文、名作ともに、「遅筆」の伝説を遺した井上氏。生前を知る関係者たちの言葉でその伝説を振り返る。

(全2回の第1回:「週刊新潮」2010年4月22日号「井上ひさし氏が残した『遅筆』の伝説」をもとに再構成しました)

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