「400万円の車は100万円以上高くなる」 トランプ関税の大打撃 最も影響を受けるのは「スバルとマツダ」という理由

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営業利益の約半分を米国販売に頼るマツダ

 年間の販売台数のうち米国向けが約7割を占めるスバルは、米国で販売する新車の約4割を日本で生産しているとされる。

 また営業利益の約半分を米国販売に頼るマツダは、

「24年の1月から12月で回答すると、米国販売に占める日本生産比率は約5割、メキシコ生産比率は約3割、米国が約2割です」(コーポレートコミュニケーション本部)

 他社より米国市場への依存度が高いにもかかわらず、日本から多くの車を輸入するスバルとマツダ。特に後者は米国での生産規模が小さいため、トランプ関税の打撃を受ける可能性が高い。

 後編【「発注を取り消されるのが怖い」「ウチのような下請けは…」 トランプ関税に企業城下町から悲鳴】では、自動車産業に関わる「企業城下町」のメーカーに取材し、彼らの切実な苦悩について報じる。

週刊新潮 2025年4月10日号掲載

特集「自動車業界に激震 悪魔のトランプ25%関税 5つの急所」より

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