主演映画が苦戦のスタートの「Koki,」 番宣に連続出演で「俳優よりバラエティ向き」との声も

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 3月20日に公開されたKoki,(22)主演の映画「女神降臨 Before 高校デビュー編」。バラエティ番組に出演して宣伝活動に勤しんだおかげもあって、初週の観客動員数TOP10(興行通信社)では9位に入った。ところが2週目にして圏外に……。

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 モデルや俳優として活動するKoki,は、言わずと知れた木村拓哉(52)と工藤静香(54)の次女である。2018年、15歳でファッション誌「ELLE japon」の表紙に抜擢されモデルデビューを果たし、22年公開の映画「牛首村」に主演して俳優デビュー。恵まれたスタートに、ネット上では“親の14光”と揶揄する声もあった。それでまた「女神降臨」とは、やっかみも聞こえてきそうだが……民放プロデューサーは言う。

「映画の内容は外見にコンプレックスを持つ主人公がメイクをマスターしたことをきっかけに“女神”に変身するラブコメディー。原作は韓国の人気のWebマンガで、ドラマ化されてヒットしました。その日本版ですから心配はないでしょう。スタッフは女子高校生に流行りの胸キュン恋愛映画で当てたいという思いも強かったはずです。また、Koki,も宣伝には協力を惜しみませんでした。キムタクも自身の映画の時は『番宣はやるなら徹底的に!』と言っていましたからね」

 製作委員会は日本テレビが筆頭なだけに、出演したのは日テレのバラエティ番組だ。その第1弾は昨年10月に放送された「しゃべくり007」だった。

「これが彼女にとってバラエティ初出演でした。映画で共演する渡邊圭祐(31)、綱啓永(26)と共に登場。芸能界最強遺伝子と紹介された彼女のトークは、恵まれた“家族トーク”に終始していました」

 続いて今年2月に放送された「世界の果てまでイッテQ!」では、イモトアヤコと共に海外ロケをこなした。

バラエティの扱いに変化

「『イッテQ』でKoki,は、イモトの代名詞である太眉メイクを施し、巨大なクレーンに吊るされるなど体を張っていました。両親の名を出すこともなく、家族の話もほとんどなかったため、揶揄する声もあまりなかったと思います」

 続いて3月16日には「行列のできる相談所」に出演。

「この時には家族の話も出ましたが、相手が東野幸治さんですからね。『毎朝、白湯を飲む』と言うKoki,にツッコんだりしていました。徐々にですが、日テレのバラエティが彼女の扱いを変えてきているのが分かります」

 そして3月20日放送の「ぐるぐるナインティナイン2時間SP」では、人気企画の“ゴチになります”に登場した。

「この日は白石麻衣がディズニーのグーフィーのモノマネをやったことをきっかけに、出演者たちが次々とモノマネを披露。Koki,が何をやったかといえば、父であるキムタクの顔マネでした。これが結構似ていたため、ネット上でもウケていました」

 同日公開された「女神降臨」は、前述の通り初週は観客動員数で9位に入ったが、翌週は圏外に落ちた。

「大ヒットというわけにはいかないようです。とはいえ、テレビ業界では彼女を見る目が変わってきました。バラエティでも扱いやすくノリもいいので、タレントとしていけるんじゃないかというわけです。一般人の恋愛モニタリングみたいな、見守る系の番組のMCなら可能性があるという声もあります」

 いきなりMC……。とはいえ、これまでバラエティ番組で見せたのは、宣伝のために作ったキャラではないのだろうか。

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