「ウチの村は…」いまだに派閥のボス気分が抜けない岸田前首相

石破氏による商品券配布問題が

　そんな岸田氏が描いていた未来予想図を崩したのは、石破氏による商品券配布問題だった。

「報道の余波を受け、岸田氏も首相在任中、商品券10万円を配布していたことが明らかになりました。財源なども含めて説明が難しく、説明しても理解を得るのは相当困難な案件だったと思います。とにかくこれで岸田氏が目指していた“次の首相”はなくなったとの見方が大勢を占めている印象です。それでも“次の次”はあり得ますけれどね」（同）

　もっとも、“次の次”の時期には自民党が今以上に苦境を迎え、総裁であっても首相になることができない可能性もありそうだ。なおこれらはあくまでも岸田氏や周辺の”村人“の思惑であって、国民の意向とは必ずしも関係ないのは言うまでもない。

デイリー新潮編集部

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