「まさか中居くんがSMAPに終止符を打つなんて…」 “性暴力認定”にファンが明かす胸中「SMAP再結成は不可能、過去の映像も永遠にオンエアできないのでは」
B氏の証拠隠滅
報告書は匿名が必要だとした関係者は、登場順にアルファベットのAから始まる仮名で記述した。被害者女性は最初に登場するため女性Aと表記され、週刊文春が「フジテレビの編成幹部A氏」と報じた男性社員は2番目に登場するためB氏という具合だ。
どの匿名が問題だったのか、女性は「少なくともフジ社員のB氏と有力タレントU氏の二人は実名にすべきだったのではないでしょうか」と言う。
「B氏は1900件を超える電子データを削除したことが判明したそうです。この中には有力出演者タレントU氏と中居くん、そして中居くんの弁護士として被害者女性と和解を成立させたK弁護士とのデータ325件が含まれていました。報告書でタレントU氏と中居くんは、都内の外資系ホテルのスイートルームで飲み会を開き、その際に中居くんは女性アナウンサーQ氏の体を触るなどの行為に及んだと明記されています。中居くんの女性A氏に対する加害が刑事罰に相当するような悪質なものであれば、中居くんがB氏へのショートメールに書いた《見たら削除して》は証拠隠滅の指示ということになるはずですし、B氏が削除したという事実は証拠隠滅にあたる可能性が出てきます」
匿名の違和感
タレントU氏と中居氏、そしてB氏が開いた「スイートルームの会」は2021年11月ごろに開かれている。そして2023年6月2日に女性A氏は中居氏のマンションの部屋に入った。
「21年11月から23年6月までの間、さらには23年6月以降、有力タレントU氏の言動が中居くんに影響を与えたのかどうかという点を知りたいと私たちが思うのは当然でしょう。港浩一前社長などフジテレビの幹部は多くが実名で記載されているにもかかわらず、タレントU氏とB氏が匿名というのは、やはり納得できません。2氏に関しては実名を記載し、たとえ女性A氏とは関係のない事案であっても、どのようなメールのやり取りをしていたのか、加害と被害の全貌を明らかにするためにも公開してほしかったと思います」(同・女性)
女性は40年近く、SMAPを応援してきた。特定メンバーのファンだったことはなく、森且行氏を含めて6人を平等に推してきた。だからこそ報告書の内容には強いショックを受けたという。
「私はSMAP再結成の鍵を握っているのは中居くんだと思い込んでいました。稲垣吾郎くん、草なぎ剛くん、香取慎吾くんの3人と、木村拓哉くんを結びつけられるのは中居くんしかいないと考えていたのです。しかし映画で“正義のヒーロー”だったはずの主人公は終盤で“ラスボス”だったことが分かったという大どんでん返しです。しかも、その悪役がやったことと言えば、まさに『気持ち悪い』としか表現しようのない悪質な加害行為。40年の貴重な思い出が全て汚されたようで、呆然としています」
SMAPの映像は使用不可!?
女性は昨年末からSMAPの応援は止めていた。そして今回、報告書の内容を知るに及び、「これまで集めてきたグッズの処分を始めるつもりです」と言う。
「今でも中居くんを信じるとSNSに投稿するファンも存在します。一方で打ちひしがれ、空虚な気分に悩まされているファンも少なくありません。特にショックが大きいのは再結成が不可能になったどころか、今後はテレビやラジオでSMAPの映像や音声を流さない可能性が高いという点です。中居くんの行動は悪質ですから、10年後も20年後でもお蔵入りは続くのではないでしょうか。30年後でもオンエア不可能なら私たちは他界しています。カラオケで歌ったり、動画サイトで視聴することはできるでしょうが、そんな気にはなれません。無関係のメンバーがテレビに映っても、中居くんの悪質な行動を思いだしてショックを受けてしまいます。SMAPの名曲や『SMAP×SMAP』の名コントなどは二度と地上波で見られない。まさか中居くんがSMAPに終止符を打つなんて、そんなことは想像すらしていませんでした」
2020年にジャニーズを退社してからの中居氏は「お山の大将だったのではないか」と女性は指摘する。
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