弘道会の高山総裁・竹内会長と稲川会の内堀会長との3者会談の中身 ここでも「和平」が話し合われたか

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全国の主だった任侠団体の賛同を

 神戸山口組は寺岡修若頭や入江禎副組長らが脱退するなどさらに弱体化の一途をたどり、井上組長自身も自宅を6代目山口組側から銃撃されたり火炎瓶で襲撃されたりするなどした。その間には抗争終結の仲裁役として道仁会の小林哲治会長らが動きを見せたことが報じられたが、井上組長が交渉のテーブルにつくことはなかったとされる。

 そんな中で新たな仲裁役として登場したのが内堀会長ということなのだろうか。

「今回の会談の目的は井上組長に引退と組織の解散を促したいというもので、そのために全国の主だった任侠団体の賛同を取りつけたうえで抗争終結に向けた動きができないかを打ち合わせていたと聞いています」(同)

 これが事実なら、これまで頑なに引退や解散を拒んできた井上組長に対して新たなアプローチが呈示されることになるのかもしれない。たとえば井上組長の生命・財産の保証などを明記し、全国の親分らが署名した書状が井上組長に送付される、といったプランもあり得るという。そういったアプローチがどこまで効果的なのか、注目されている。

デイリー新潮編集部

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