エース「才木浩人」だけじゃない! ドジャースとカブスを撃破した「阪神」で“メジャーでも通用しそうな外野手”とは?

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右打ちと左打ち

 何しろ80年代から、日本のプロ野球選手とメジャーリーガーを比較すると“投高打低”の傾向があったという。才木がメジャーで通用する可能性があることは嬉しいニュースではあるが、やはりバッターも活躍してほしいというのが日本人の本音だろう。

 ドジャースやカブスと対戦した巨人と阪神で言えば、バッターは巨人の岡本和真や阪神の佐藤輝明がメジャー挑戦を視野に入れているようだ。

「カブスの鈴木誠也くんは渡米前、右打者であることを不安視する指摘がありました。メジャーで活躍した日本人バッターは左打者が多いのです。イチローくんのようなアベレージヒッターでも、松井秀喜くんのような長距離ヒッターでも、左打者のほうが結果を残してきました。大谷選手も左打ちであることは言うまでもありません。同じカブスでプレーした左打者の福留孝介くんと右打者の鈴木くんの成績を比較すると、鈴木くんの現状は『右打ちでもメジャーで活躍できることを示した一方、右打ちの限界も明らかにした』と見るべきではないでしょうか」(同・広澤氏)

 となると右打者の岡本は、それだけである種の“ハンデ”を抱えていることになる。佐藤輝は左打者だが、広澤氏はメジャーでの活躍が期待できる打者として別の名前を挙げる。

打者では意外な(!?)名前

「メジャーは単に打つだけという選手は評価しません。よほどの大砲なら別ですが、基本は守備力も重視されますし、それこそ鈴木くんの評価が最後の最後で伸び悩む原因でもあります。そして今回、巨人と阪神のバッターを『メジャーでも通用する打力、走力、守備力を持っている選手は誰か』という観点から見てみると、私は阪神の森下翔太くんにポテンシャルを感じます」(同・広澤氏)

 森下は2000年8月生まれの24歳。要するに“伸びしろ”があるということだろう。今シーズンにどれだけの成績を残せるのか、他球団のファンでも要注目のようだ。

デイリー新潮編集部

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