香港でわいせつ逮捕「上村謙信」は今後どうなる? 「次回出廷は4月15日」「保釈には香港での住所が必須」 現地の“裁判”事情を徹底解説

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どこにいても4月15日は出廷

 今後はどのように展開するのだろうか。

「本件に関して明確なことはわかりません。よくある流れで言うと、たとえば案件延期の申請理由が捜査の完了だった場合は引き続き捜査が行われます。一方で被告側は、弁護人と相談するなどして対策を練ります」

 データベースに登録されているのは案件番号と氏名、罪名のみ。起訴されたため表記は“被告”だ。罪名は初報の「非禮」から「猥褻侵犯 Indecent assault」になった。報道されている「最高10年の懲役刑」は刑法第122条に基づいているが、現状ではあくまでも参考にすぎない。

「報道を見る限り政治的な事件ではないため、一般的な『外国人による猥褻侵犯』として処理される可能性はあると思います。身柄についてはやはり香港の一般論しか言えません。保釈が認められなかった、あるいは申請自体ができなかった場合は勾留。保釈が認められパスポート提出が追加条件なら香港のどこかに滞在。パスポート提出がなければ帰国の選択肢もありますが、その場合でも審理日には出廷が必須となります」

 ファンの不安な日々はしばらく続きそうだ。

デイリー新潮編集部

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