「国内に犬猫食の“闇のマーケット”が…」 新党結成のデヴィ夫人が掲げる「犬猫食禁止」 共同代表が語るビジョン

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「のせられているだけでは?」

 新党は「犬猫の保護」に特化し、会見でデヴィ夫人は「一丁目一番地の政策は、犬猫食の禁止法成立」だとブチ上げた。

 犬猫食と聞いても大半の日本人にとってなじみは薄いが、その看板政策を主導するのが共同代表を務める堀池宏氏(65)という。

「中国出身の実業家で、1992年に帰化。日本の商社勤務を経て、世界的な空調機メーカーGREE(格力電器)の創業メンバーとなり、財を築いた。現在は世界愛犬連盟会長を名乗っています」(前出のデスク)

 そんな堀池氏は2021年、れいわ新選組の山本太郎氏が立ち上げた新党に500万円を寄付するなど、れいわに急接近した過去も。

 一方で、冒頭の友人は「突然“犬食はダメ”などと言いだしたものの、周りはピンとこず、違和感しか覚えなかった。単に堀池氏にのせられているだけでは?」と心配する。

「日本国内にも闇のマーケットが……」

 そこで堀池氏に新党結成に至った経緯を尋ねると、

「初めてお会いした時、夫人は犬猫食のことなど知りませんでした。しかし(犬取引の実態を記録した堀池氏制作の)実録映像を見ると、大変驚き、怒りを爆発させた。彼女の正義感に感動した私は、共に犬猫を守る決意をしました」

 と説明。もっとも、本誌(「週刊新潮」)が農水省動物検疫所から「18年以降、犬肉の輸入は統計上ない」との回答を得ていることを伝えると、

「確かに最近の統計では、犬肉の輸入はゼロとなっています。しかし私は先月、都内の高級レストランに行き、料理長と犬肉について話したところ、彼は“1日前に言ってくれれば提供できる”と断言した。つまり日本国内でも犬肉が流通する闇のマーケットが存在する可能性は高い」(堀池氏)

 真偽のほどはさておき、喫緊の課題でないことだけは確か。何かピントがずれているような……。

週刊新潮 2025年2月27日号掲載

ワイド特集「インサイドストーリー」より

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