「イエスマンで固めていた」 フジテレビのドン、日枝氏の落日
センチュリーにカーテン
それからおよそ8年後の今月23日、フジテレビの元社長で現在は副会長を務める遠藤龍之介氏は「全てのことを日枝が決めていると言われるんですけど、実はそんなことは本当にないんですよ。ただ影響力があることは間違いない」と会見で語った。日枝氏自身の力が隠然と残り「院政」が続いてきたと指摘されても仕方ないだろう。
「本人は自宅に右翼団体から街宣をかけられても乗り越えたなどといった武勇伝や成功譚のようなものがあり、周囲には自らを脅かす存在もいないため、自分から辞めると言わない限り首に鈴をつけられない状況にあることは間違いないでしょう」(同)
このデスクによると、今回も「アドバイザーの不在」「不遜な部分」が見て取れるシーンがあったという。
「自宅前に報道陣が張り込んで、日枝氏が出入りする際に声かけをしていますね。センチュリーが迎えに来て日枝氏が乗り込んだ後、カーテンは下ろされたまま“逃げるようにして”いなくなりました。記者が張っているのはわかっているのだからタクシーとは言わないまでも何らかの配慮があってもよかったのではないかと思いました。“センチュリーにカーテン”では悪の権化とかドンとか良くない捉えられ方しかされないでしょうから」(同)
27日に行われたフジテレビ経営トップによる「再会見」での評価次第では「退場」が現実味を帯び始めているようだ。
騒動の発端となった中居のキャラクターについては、関連記事《不遜な性格、宅飲み好き…テレビ関係者が明かす「中居正広」本当の評判、強気コメントの裏側》に詳しい。
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