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「君たちはどう生きるか」「ゴジラ-1.0」が全米を席巻 日本のサブカルで「アニメ」が“世界のメインストリーム”に躍り出た納得の理由
年々、グローバルにファンを獲得している「アニメ」を筆頭とした日本のコンテンツだが、今年はひときわ「飛躍の年」になったという。その背景にある、世界規模で起き始めた“カルチャーの地殻変動”をリポートする。【数土直志/ジャーナリスト】
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2023年の終わりがそろそろ近づくなか、アメリカで映画業界を驚かせるニュースが駆けめぐった。12月・第2週(8~10日)の週末映画興行収入ランキングで、1位に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」、3位に山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」がランクインしたのだ。...
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「シン・ゴジラ」続編は作れない? 庵野総監督の“リアリティ”に疑問も…
7月29日の公開から24日間で300万人以上を動員、興収100億円の大台が見えてきた「シン・ゴジラ」。劇中で描かれる官邸や自衛隊のリアリティには、識者からの評価も高い。総監督を務めたのは、庵野秀明氏である。ネタバレ注意。
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ところで、今、なぜゴジラなのだろうか。評論家の唐沢俊一氏の回答はこうだ。
「最初の『ゴジラ』は、第五福竜丸事件の年に封切られました。日本人が水爆への漠たる恐怖を抱いたとき、水爆実験で怪獣が目覚めるという映画で恐怖が具現化されたのです。...
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