認知症公表「橋 幸夫」の“弟子”が目撃したステージ上での異変 「歌詞を忘れたことすらすぐに失念しているのでは」

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「橋さん流のジョークかなと思っていた」

「霧氷」や「潮来笠」など数多くのヒット曲で知られる橋幸夫(82)が、昨年末に中等度のアルツハイマー型認知症と診断されていたことが、5月20日、所属事務所によって公表された。彼の“弟子”が、ステージ上での橋の“異変”を証言した。

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 橋が歌手活動を引退したのは2023年。当時、「週刊新潮」の取材では、通信制の大学に入って学び直しをしたい、といった意気込みを語っていた。

「大学で学ぶことにしました。六十ならぬ八十の手習いですよ。僕は忙しくて高校は実質2年しか通えていないから、60年振りの学生生活になります。といっても、通信制で、オンラインでの講義が主ですけどね。今年度から京都芸術大学の通信教育部に、書画コースというのが新しくできたんです。引退を決めた後にそれを知り、思わぬ『縁』を感じました」

 こうした試みとは別に、ファンの要望もあり、翌年には引退は撤回されるが、引退を前に橋の楽曲を受け継ぐ後継者として結成されたのが、3人組グループの「二代目橋幸夫yH2」だ。言わば、橋の弟子とでもいうべきグループだが、そのメンバーの一人である進公平(29)は、橋の様子についてこう振り返る。

「私たちは昨年3月から橋さんのコンサートに一緒に出させていただくようになりました。橋さんは普段から冗談やダジャレをよく口にするため、同じことを繰り返し言う場面に出くわしても、橋さん流のジョークかなと思っていたのです」

「一瞬、真意を測りかねました」

 一方、こんな“異変”も目撃されていた。同じくyH2メンバーの一人である徳岡純平(24)が明かす。

「ステージ上で橋さんがおなじみの『霧氷』を歌っていると突然、歌詞が出てこない瞬間が訪れました。(所属事務所の)夢グループの石田(重廣)社長が私たちに“ステージに出て”と指示されたので、急いで上がると、橋さんから“君たちは歌わなくていいんだよ”と冗談めかして言われ、一瞬、その真意を測りかねました」

 まるでyH2が出番を間違えたかのような茶目っ気たっぷりの言い回しに、観客も異変に気付かず、笑いさえ起きたそうだ。しかし、関係者の間では、「歌詞を忘れたことをすぐに失念しているのでは」という不安が一瞬よぎったという。

 5月29日発売の「週刊新潮」では、yH2メンバーのさらなる証言を紹介しながら、知られざる夫婦仲などを含め、橋の近況について報じる。

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