「熱海を怪獣の街にしたい」 驚きの“リノベ構想”は一体どういうことか

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「このままだとメジャーな映画祭には発展しない」

 第5回から映画祭にゲスト出演し、ウルトラマンシリーズのほか、ドラマ「西遊記」の特撮監督も務めた鈴木清氏は「このままだとメジャーな映画祭には発展しない。新たなテイストで市民やインバウンドをも引き込んでいかないと」と考えた。そこで映画祭の代表理事、水野希世氏に武藤氏を紹介。また、鈴木氏の妻で円谷組のスクリプターだった桂子さん(今年5月逝去)が、綿密にコンテの書き込まれた台本やスチル写真など貴重な資料を多数所有していたことから、清氏は、行政側に、熱海が怪獣の街であることを広く周知すべく積極的に動いてほしい、そのために資料を役立ててほしい、と提案したのだ。

 水野氏は、行政や地域の理解を得ながら街おこしや観光へ寄与することを目指し、「地元民としてあらゆる人脈を活用して熱海を怪獣の街にしたい」と語る。

 大暴れ、に期待大。

週刊新潮 2024年12月26日号掲載

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