【UAE戦】GK小久保玲央ブライアン、ピンチなっても動じる気配なし…思い出す、若き日の日本代表“名キーパー”

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レベルの高い大岩ジャパン

 細谷に話を戻すと、彼のストロングポイントは裏に抜け出る速さと屈強なフィジカルだが、1月のアジアカップと今大会を含めて対戦相手は自陣に引いて守備を固めるため細谷が抜け出すスペースは限られている。

 今後の対戦相手も同様の戦い方が予想されるだけに、細谷に固執するのは考えものだ。とはいえUAE戦は藤尾もシュート0本に終わっているのは気になるところ。

 大岩ジャパンは特定の選手に頼るチーム作りではなく、誰が出ても遜色なく高いレベルを維持している。試合のたびに活躍する選手が違うのも大岩ジャパンの特長と言っていいだろう。次にチャンスを与えられるFWは荒木遼太郎(UAE戦はMF起用)か内野になるのか。こちらの選手起用も楽しみなところだ。

六川亨(ろくかわ・とおる)
1957年、東京都生まれ。法政大学卒。「サッカーダイジェスト」の記者・編集長としてW杯、EURO、南米選手権などを取材。その後「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。

デイリー新潮編集部

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