賀来賢人 独立しても仕事は極めて順調…「アミューズ時代の尻ぬぐいもこれで報われた」

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 4月3日、俳優の賀来賢人(34)が自身のInstagramで映像制作会社を設立することを発表した。大手芸能事務所のアミューズから独立して半年あまり。業界では、順調な仕事ぶりに感嘆の声が上がっている。

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 賀来が独立したのは昨年9月のこと。その理由をこう明かしていた。

《30代に入り、世界中の作品が視聴できる環境になり、役者として、表現者として、このままで良いのか、自分は何がやりたいのか。ずっと自問自答してきました。自分の力でどこまで出来るのか、挑戦したい気持ちが次第に強くなっていきました。》

 デビュー以来、約16年を過ごしたアミューズを円満に退社し、今度は映像制作会社「SIGNAL181」の設立である。賀来のInstagramにはこうある。

《この度、映像制作会社SIGNAL181をデイヴボイル氏と共に設立する事を発表致します。
忍びの家で出会ったデイヴという戦友と共に、誰にも縛られない、自由なクリエイティブをしていきます。/まだ誰も見たことのないオリジナルストーリーを世界に。/私達は動き出しています。/賀来賢人》

 民放プロデューサーは言う。

「それまで何不自由ない中で活躍をしてきましたから、独立してどうなるのかと心配する声も上がっていました。ところが、2月15日から配信ドラマ『忍びの家 House of Ninjas』(Netflix)が世界同時公開され、3月6日にはショートムービー『ミッドナイト』がYouTubeで公開されるなど、立て続けに主演作が話題になっています。映像制作会社をともに立ち上げたデイブ・ボイル氏は『忍びの家』の監督です」

「忍びの家」はアメリカにいる大谷翔平がまだ日本にいた妻と一緒に同時視聴したことでも話題になった。

「そもそも賀来は原案にも加わっており、共同エグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ね、ボイル監督とも意気投合したのでしょう。忍者が主役のホームドラマで、脇を固めるのは江口洋介、木村多江、宮本信子、さらに山田孝之が敵役で出演しています。賀来は山田から制作面でいろいろなことを学んだようです」

 山田は独立こそしていないものの、映画プロデューサーとしても活躍するなど独自の活動を展開している。

円満退所

「そして『ミッドナイト』は、手塚治虫の原作マンガを三池崇史監督が実写化。それもiPhone 15 Proのみを使用して撮影したという作品で、Appleの企画だけに都内のタクシーのディスプレーに配信するなど宣伝の仕方も話題になりました。3月31日放送の『だれかtoなかい』(フジテレビ)に鈴木亮平とゲスト出演し、今回の会社設立です」

 順風満帆と言っていい。

「円満に辞めたという証でしょう。実際、アミューズの先輩だった俳優の小出恵介が不祥事により芸能活動を休止した時には、賀来がかなり尻拭いをしていましたからね。事務所としても借りがあったのかもしれません」

 小出が未成年の女性との飲酒などが報じられたのは2017年6月。小出は同年7月期のドラマ「愛してたって、秘密はある」(日本テレビ、主演・福士蒼汰)に出演が予定され、ドキュメンタリー番組「夢の鍵」(BS-TBS)のナレーションなども決まっていたが、いずれも賀来が代役を務めた。賀来自身も7月期はドラマ「わにとかげぎす」(TBS、主演・有田哲平)と「アキラとあきら」(WOWOW、主演・向井理)に出演。さらに、8月からはミュージカル「ヤングフランケンシュタイン」(主演・小栗旬)が入っていた。激務だったことは容易に想像できる。

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