強力なライバルも現れて…「芸能人格付けチェック」に物足りなさを感じるのはなぜか

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ABCがGACKTを呼ばないわけ

「それを楽しんだ人もいるでしょう。ところが、春に放送される『BASIC』にGACKTは出演していません。『BASIC』は『お正月スペシャル』の余勢を駆って2018年にスタートしましたが、視聴率は良くて16%、通常は11~12%が続いています。秋には音楽に特化した『格付けMUSIC』なども放送されましたが、こちらにもGACKTは出演しておらず、数字も『BASIC』と似たようなものです」

 GACKTに出てくれるようお願いすればいいのでは?

「それはABCテレビもやらないでしょう。毎回GACKTに出演してもらうというのは、ABCにとっては『M-1グランプリ』を年3回やるようなもの。GACKTが出演する『お正月スペシャル』の希少感を高め、絶対的優位を維持したいと考えているはずです。もしオファーしても、GACKTも出ないと思いますね」

 それはなぜ?

「彼はテレビに出すぎることで自身の商品価値を落としたくないと考えいるはずです。主演映画『翔んで埼玉』が2作続けてヒットしていることからもわかるように、セルフプロデュース力に長けているのです」

 では、「BASIC」は今後も12%程度に甘んじるということか。

裏番組に思わぬ敵

「地上波離れが進む昨今、12%台は羨ましい限りです。3月13日放送の『相棒』(テレ朝)の最終回ですら12・8%なのに、ゴールデンの3時間スペシャルでこの高視聴率ですから」

 ただし、伏兵が現れたという。

「『BASIC』にとって計算違いだったのは、裏で『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(日本テレビ/中京テレビ制作)の2時間スペシャルが放送されたことでしょう。視聴率は11・2%と肉薄し、コア視聴率は5・4%と『BASIC』の4・3%に大差をつけました」

 この2番組には共通点があるという。

「どちらも『テンポがゆっくりなので、視聴者も一緒にアレコレ考えられる』『目をちょっと離してもシチュエーションが変わらないので、“ながら見”ができる』という高視聴率となる要素が一致しています。『BASIC』は今後、放送曜日を変えたほうがいいかもしれませんね。浜田さんがゴールデンでMCを務める番組は、木曜は『プレバト!!』(TBS/毎日放送制作)、金曜は『オオカミ少年』(TBS)があるので、選択肢は狭いですが」

デイリー新潮編集部

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