別居報告でネット騒然 「1億人の妹」国民的アイドルの今 YouTube&107つの資格&ボランティア

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大場久美子インタビュー前編

 13歳から子役として活躍し、17歳の時に「1億人の妹」として歌手デビュー。瞬く間に国民的アイドルとなったのが俳優の大場久美子(64)だ。ドラマ「コメットさん」に出演した当時は、国民的アイドルとして絶大な人気を誇った。先日は、自身のYouTubeチャンネルで突然、別居を報告して世間を驚かせた。デビューから51年が経った大場は今、どうしているのか。(インタビュー前後編の前編)

 先日は突然の報告で驚かせてしまい、申し訳ありませんでした。家族に喫煙者はいないのですが、部屋にどこからともなく入ってくるタバコの副流煙のアレルギーが酷くなり、どうしようもなくホテルに避難し別居状態になってしまいました。それまでは、夫と義理の両親、保護犬2匹と暮らしていました。いつか再び、家族と生活できる日がくることを願っています。

 YouTubeを始めたのは、コロナ禍で芸能界の仕事が全部飛んでしまった3年前からです。最近は更新が少しご無沙汰になっていますが、少し前までは1日1本を目標に撮っていました。

 ほとんど編集なしのワンカット、自分で撮っています。テーマはその時に感じたことを気ままにしゃべっています。楽屋トーク、メーク編、弁当編、ボランティアなどのジャンル分けをしていますが、料理などの日常の様子が多いですね。現在は別居状態なので、生配信がメインとなります。

 YouTubeの前はブログをやっていて、1日に20投稿くらいしていました。すると、ある時、ファンの方から「上げすぎだ」とお叱りを受けまして…。今はYouTubeとインスタグラムをしています。

能登半島地震チャリティーショーに参加

 4カ月前からは、石川県の観光大使を務めさせていただいています。昨年8月、石川県主催の講演会に呼んでいただいた流れで、馳(浩)知事を表敬訪問する機会をいただき、その際に「ぜひ、観光大使になってください」と言われました。石川は、10代のころから、ドラマの撮影や旅番組で訪れていて、馴染みの地なんです。

 北陸新幹線の長野―金沢間が開業した15年には、穴水町出身の歌手・三輪一雄さんとデュエット曲「能登里山空港~おいでおいで~」を出して空路利用促進の応援をさせていただきました。16年以降、今でも、のと里山空港で1日2回、曲が流れているそうです。

 1月1日に能登半島地震が起きた直後、歌手の三輪さんに、一言「逃げて」とLINEしました。1時間後に三輪さんから「お母さんと2人で、車で高台に行きました」と連絡があって、ホッとしましたね。

 三輪さんは、被災者であるのに震災の3日後には被災者の支援に回って孤立地域に支援物資を運んだりして奔走していましたが、普段はすごく気丈な方なんですが、心理カウンセラー目線で一行だけ気になる弱気なメッセージがあったんです。そのため、2月に行われた能登半島地震チャリティーショーに飛び入りで参加して、三輪さんを激励してきました。

 地震発生から2カ月が経って、みなさん、現実が見えてきてお辛くなる時期です。私は今後、1カ月くらいの長期戦で現地に入ろうかと思っています。被災者の方をもみほぐしや炊き出しで慰労したいですね。16年の熊本地震の際も、炊き出しに参加させていただきました。

 被災者支援を始めたのは、11年の東日本大震災がきっかけです。コロナ前までは、岩手県陸前高田市の集会所に毎年、慰問させていただいていました。友人やスタッフと行くこともありますが、基本的に1人で行くことが多いです。

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