大谷翔平の妻、真美子さん(27)に“特定”の「恥ずかしい」舞台裏 奇妙な“礼賛”と“祝意”のカゲに「イチローでもこれ程は……」の声

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米CNNが口火

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(29)が3月15日に開幕2連戦が開催されるソウル入りした。同日の日本時間未明、自身のインスタグラムで出発前とみられる航空機の前で撮った女性とのツーショット写真を掲載。その後にドジャースがX(旧Twitter)で妻であることを紹介した。

 大谷は2月下旬にインスタで、日本人女性との結婚を発表した。ネット先行で、相手は女子バスケットボールWリーグの富士通の元選手、田中真美子さん(27)であることは既成事実化していた。一方で大谷を日々、追うスポーツ各紙や一般紙、テレビ局は、大谷本人が結婚発表直後の囲み取材で「至って普通の人」などと詳細を明かさなかったことなどから、経歴はもちろん氏名さえ断定的に報じることができないでいた。

 そんな中で写真が公開された上、夫婦で韓国の仁川空港に姿を現した。この事態に至っても、日本の大手メディアは妻の氏名さえ伝えられないのか。各社、午前中は氏名を報じるかどうか判断を先送りし、未明の一報への対応に追われる中で、米テレビ局のCNNがツーショットの女性が「元富士通レッドウェーブのスター選手の田中真美子さんであるとドジャースが認めた」と報じたのだった。

 権威あるメディアの報道に、各社は相乗りする。一部スポーツ紙がCNNを根拠にした記事をネットに流し、さらに共同通信の記事を転載した朝日、毎日新聞、さらにNHK(オンライン)、時事通信も追随し、初めて「田中真美子さん」の存在を伝えることになった。

 エンゼルス時代からの番記者は、「われわれがもっと早くに突き止めるべきでした。日本人選手の結婚の事実関係でアメリカのメディアに先を越されるとは、お恥ずかしい限りで……」と自戒を込めつつも、「昨オフのドジャース移籍と同様に、大谷サイドが敷いたと思われるかん口令を破るのは今回も難しかった。日本球界の関係者からも、富士通からも情報は漏れてきませんでしたから。富士通の元同僚の選手たちも、相手が大谷であることは、直接は知らされていなかったようです」と説明する。

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