青井実アナがNHK上層部を激怒させた本当の理由 4月から出演するフジテレビを心配する声も

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 NHK「ニュースウオッチ9」の公式ホームページから、いつの間にか青井実アナ(43)の写真が消えていた。1月17日に退局してフリーになることが報じられ、その翌日から番組に出演していなかったが、写真はそのままだった……。

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 デイリー新潮は1月25日配信の「フリーになる青井実アナ、NHK局内で新番組のMCに名前が浮上していた矢先に…全然円満退社じゃない『ウオッチ9降板』の真相」で、青井アナが番組内で「今日をもって最後です」などの挨拶をするわけでもなく降板した理由を報じた。この記事では「ニュースウオッチ9」の公式ホームページに掲載されていた田中正良キャスターと林田理沙アナ、そして2人とは反対方向を向く青井アナが並んだ写真を見ることができる。

 そのホームページから3人の写真が丸ごと外されたのだ。アナウンス室の関係者は言う。

「来年度のアナウンサー人事も発表され、田中キャスターも林田アナも3月いっぱいで番組を離れることになりましたからね。今さら写真を撮り直すこともないという判断でしょう。それよりも局内では、4月からフジテレビの『Live News イット!』のキャスターに就任すると報じられている青井アナの写真を下ろすことができて清々した、という声が上がっています」

 青井アナは百貨店・丸井の創業者の孫に当たり、父親はじめ兄や姉も実業家というお坊ちゃまだ。そうした親族企業から役員報酬を得ていたことを局から問題視され、フリー転身を決めたと見られてきた。

「実は、そう単純な話でもありませんでした。改めて経緯を知ると、彼の対応の拙さがよく分かると思います」

 青井アナの副業について最初に報じたのは週刊文春(1月24日発売号)だった。

度重なる報告なし

「記事にあったとおり、彼は昨年11月に厳重注意処分を受けました。ただし、これは副業が禁じられているからではなく、NHKでは副業で収入を得る場合、上司の許可を得ることになっているからです。彼は許可なく役員報酬を得ていたんです。特にアナウンサーは、友人の結婚式などで司会を頼まれて断り切れない場合もありますからね。その際は謝礼がお車代だけだったとしても、基本的には報告することになっています」

 青井アナの場合は役員報酬であるから、相当な金額だったという。

「それがなぜ発覚したかというと、税務当局からNHKに問い合わせがあったからです。NHKはこれほどの収入を得られる副業を職員に認めているのですか?といった内容だったそうです」

 ともあれ、NHKが知るところとなり、厳重注意処分に。そもそも親族企業の役員になっていたことすら、届け出ていなかったのである。報道局関係者は言う。

「彼は厳重注意を受けた際、勝手に役員にされてしまったなどと言い訳し、役員を辞めると誓ったそうです」

 親族によって勝手に役員にされることなどあるのだろうか。たとえそうだとしても、報酬が入金されれば気づくはずだが……。

「その辺りはわかりませんが、上層部は年明け頃にもう一度、役員を辞めたのかどうか本人に確認したそうです。すると『すみません。まだ辞めていません』と言い出し、さらに『当面、続けなきゃいけない理由があるんです』と話したそうです。だったら、それを報告しろということじゃないですか。これには上層部も、まかり成らん!ということになったそうです」

 報告しなかったことで厳重注意処分となり、さらに役員を辞めるという約束も反故にして、改めて聞かれるまで報告しなかった。上層部が呆れるのも当然だろう。ちなみに、青井アナは兄が代表を務める企業の役員にもなっていたが、1月31日付けで辞任したことが登記されている。慌てて辞めたのだろうか。

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