高橋文哉&やす子でいきなり視聴率アップ…老舗「ぐるナイ」が日テレ「バラエティNo.1」に躍り出た

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 日本テレビは3月いっぱいで、20年近く続いた老舗バラエティ番組「世界一受けたい授業」(土曜・20時台)と、「嵐にしやがれ」を引き継いで計14年間続いた「1億3000万人のSHOWチャンネル」(土曜・21時台)を打ち切る予定だ。日テレの高視聴率を牽引するバラエティ番組はどうなるのか。

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 日テレは今年1月、2023年の年間個人視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)がゴールデン帯(19~22時)の1冠に終わったことを発表。12年続いた全日帯(6~24時)とプライム帯(19~23時)を加えた3冠を守ることができなかった。

 デイリー新潮は「日テレ『世界一受けたい授業』『SHOWチャンネル』終了で世代交代の波 『イッテQ』『行列のできる相談所』も危なくなってきた」(23年12月9日配信)で、上記の2番組のほかにバラエティ番組の王者「世界の果てまでイッテQ!」(日曜・20時台)や「行列のできる相談所」(日曜・21時台)も打ち切られる可能性があると報じた。

 人気番組が次々となくなってしまうのだろうか。日テレ関係者に聞いた。

「確かにここ10年、日テレを支えてきたのは『イッテQ』はじめ『世界まる見え!テレビ特捜部』(月曜・20時台)、『踊る!さんま御殿!!』(火曜・20時台)、『天才!志村どうぶつ園』から続く『I LOVE みんなのどうぶつ園』(土曜・19時台)、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日曜・19時台)などですが、今年になって意外な老舗バラエティ番組がトップに躍り出たんです」

 それが「ぐるぐるナインティナイン」(木曜・20時台)だという。1994年4月スタートだから、30年続く老舗中の老舗と言っていいだろう。

局内1位に

「今年の初回放送の1月18日は2時間スペシャルで、視聴率は個人7・5%(世帯11・8%)。この週の日テレのバラエティ番組で3位になりました。1位は『イッテQ!』の個人7・9%(世帯10・6%)、2位は『上田と女が吠える夜新春3時間SP』の個人7・6%(世帯12・0%)です」

 1月15~21日の東京キー局の視聴率を見ると、バラエティ番組の上位10番組中、1位の『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日)と8位の『ブラタモリ』(NHK)以外、実に8番組が日テレだった。

「翌週1月25日の『ぐるナイ』は個人7・5%(世帯11・1%)で、日テレのバラエティ番組の中で1位に。続く2月1日は、個人8・5%(世帯14・5%)の『笑点』に1位を奪われたものの、『ぐるナイ』は個人7・2%(世帯11・0%)で2位に」

 もともと人気番組ではあるものの、なぜ今年に入ってから局内1位を取るようになったのか。

「やはり番組の名物企画『グルメチキンレース・ゴチになります!』だと思います。昨年末にゴチメンバーの宮野真守(40)と矢部浩之(52)が“クビ”になり、1月18日の放送で25期目となる新メンバーが発表されました」

 高級レストランを舞台に、値段を見ずに注文した料理の合計金額が設定金額にどれだけ近いかを競う「ゴチになります!」は、設定金額から最も遠かった者が全員分の食事代を現金で支払うという企画だ。毎年、自腹総額が最も多かったメンバーがクビになる。宮野は昨年、新たにメンバーとなったが、わずか1年でクビになった。

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