共産党の“危険な体質”が浮き彫りに… 田村智子新委員長に「パワハラ問題」を直撃すると

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 23年ぶりに日本共産党のトップである委員長が志位和夫氏(69)から交代した。新委員長は参院議員の田村智子氏(58)で、衰退著しい党のイメージを刷新する狙いがあるようだが、早速パワハラ問題を突き付けられている。そんな彼女を直撃してみると……。

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 自由と民主主義の擁護を掲げる共産党だが、実態は理想からほど遠い。

「昨年、現役党員だったジャーナリストの松竹伸幸さんが“党首公選制”を訴えて除名になりました。共産党は事実上、党首の委員長を民主的に選ぶ仕組みがない独裁的な組織です。また、その事実を批判したら除名されてしまう、異論を許さない強権的な組織でもあります」(政治部記者)

 この“松竹問題”は共産党の危険な体質を改めて浮き彫りにし、議席減が止まらない党勢をさらに衰退させたといわれる。

「今回、委員長に就任した“タムトモ”こと田村さんには党のイメージを回復させる役割が求められています。2019年に“桜を見る会”をめぐる問題を追及した彼女は、古臭いゴリゴリの共産党員とは毛色が違うとみられているからです」(同)

「あんなに怖い顔は初めて見た」

 彼女は早稲田大学第一文学部卒業後、共産党の青年組織、民青に就職した際に母親から“お前を殺して私も死ぬ”と泣かれたとか。

「2世や3世が多い共産党員の中で、彼女は両親が非党員でした。東大出身の幹部が主流を占めてきた党のエリート主義の中では、格落ちとされる私大出身者でもある。従来の共産党には足りなかった清新なキャラクターを備えているといえるでしょう」(同)

 だが、ふたを開けてみれば彼女も結局は“ゴリゴリ”だった。新委員長に選出された1月18日の党大会で地金を出したのだ。

「田村さんのあんなに怖い顔は初めて見ました。16日、すでに始まっていた党大会の中で共産党神奈川県議の大山奈々子さん(60)が“松竹問題”に触れ、党の体質に疑問を呈したのです。そうしたら田村さんは18日になってから突然、この発言に対して大山さんの真正面で鬼の形相で糾弾を始めたという流れです」(同)

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