松本人志 「皆さんへのご挨拶」でさえ放送法に抵触する可能性…活動休止でキー局レギュラー6本に与える影響は

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「まつもtoなかい」はさらに苦戦か

【フジテレビ】

〇「人志松本の酒のツマミになる話」(金曜午後9時58分)
※12月22日は放送休止のため、同15日分
個人3.6%、コア2.8、T層2.4%、F1層1.3%、横並び2位、世帯6.4%

 ゲストのトークが中心なので、松本以外のMCでも成り立ちそう。半面、松本が企画した番組だから、色合いがかなり変わるだろう。独特のアダルトなムードが保てるか。

〇「まつもtoなかい」(日曜午後9時)
※12月24日は放送休止のため、同17日分
個人3.0%、コア3.0%、T層1.4%、F1層2.9%、横並び5位、世帯4.8%

 苦戦が続いていた。松本と中居正広(51)というキャラクターの全く異なる2人でMCを務めるところが売り物だったが、その枠組みも崩れるので、厳しそうだ。

 局を問わず、視聴率の振るわない番組は打ち切りになるのではないか。各局にとって功労者である松本が現役だと気兼ねして止めにくかった番組も、不在なら終了させやすくなる。また、継続する番組もしばらくは視聴率がダウンすると見る。観る側はすぐには変化に順応できないだろう。

休止のもう一つの理由?

 一方で、松本が出演を続けていたら、番組提供を降りるスポンサーが出てきたに違いない。1月4日放送の日テレ系「ダウンタウンDX」の特番でも提供クレジットを出さず、CMをACジャパンに差し替えるスポンサーがあった。

 ACジャパンへの差し替えなら、それはスポンサー側の自主判断なので、テレビ局にはCM料が入る。しかし、スポンサーを降りられたら営業面で大打撃となる。松本が休止を決意した理由の1つでもあるのではないか。

 性行為強要疑惑があると、スポンサー側としては番組を支えにくい。故・ジャニー喜多川氏の例があったため、スポンサー側は性加害問題に以前にも増して神経質になっている。既にインターネットの検索エンジンの一部では、「松本人志」と入力すると予測の追加キーワードとして「性加害」が出てくるような状態。CMによって商品や企業のイメージアップを図ろうとしているスポンサーが、二の足を踏むのも無理はない。

 そもそも松本はどれくらい人気があったのか。企業がCM起用タレントを決める際などに使われる「タレントイメージ調査」(ビデオリサーチ)の最新版(2023年7月度)を見てみたい。男性のお笑い人、コメディアンに限って記 す。

(1)サンドウィッチマン (6)博多華丸・大吉 (7)千鳥 (8)タモリ (9)所ジョージ (10)内村光良 (12)出川哲朗 (13)チョコレートプラネット (14)明石家さんま (16)ナイツ (19)バカリズム、タカアンドトシ

 ちょっと意外だが、松本もダウンタウンも20位以下で、圏外だった。

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