多摩川スーツケース死体遺棄 被害男性は「住吉会の元相談役」と豪語していた「アウトロー系配信者のレジェンド」だった

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

時代に取り残されてしまった

「ほとんどがアンチでしたがね。視聴者が『おいフカシ野郎』などと絡んで来るんですが、唯我はウナさんから直々に仕込まれたケンカ上等スタイルで、『なんだテメェ、今から乗り込むぞ』と怒鳴り返す。彼の配信はいつもカオスで、警察沙汰になることも度々でした。その後、ウナさんとも何度か再戦。2人は永遠のライバルと言われていました」(ヒロさん)

 だが月日が流れ、2人は配信業界のメインストリームから外れていった。時代はニコ生からYouTubeへ。Vtuberの懲役太郎氏やコレコレ氏などの暴露系配信者が手がけるチャンネルが台頭してくるにつれて、原さんのコンテンツは視聴者から飽きられてしまったようだ。原さんはYouTubeチャンネルを17年に立ち上げているが、登録者数は3500人と振るっていない。

「話す内容も周辺で起きたトラブルばかりなので、新規の視聴者には何の話をしているのだか全くわからない。それでも、配信が始まると数千回くらいは再生され、それなりに盛り上がっていました」(同)

 ヒロさんいわく、原さんが10年以上、配信業界で生き延びて来られたのは、ファンを大切していたからだという。

「唯我はアンチであろうとも常連の名前はちゃんと覚え、否定的なコメントであろうと読み上げた。熱くなってブロックすることも多かったですが、ファンの心はちゃんと掴んでいた」(同)

Xに残されていた意味深な投稿

 原さんの人生はトラブル続きで、数カ月間姿を消すことも度々だったという。

「配信では食べられてはいなかったとは思いますが、投げ銭やオリジナルグッズの販売などで食い繋いでいたと思われます」(ヒロさん)。

 変わり果てた姿で見つかる直前には、Xに次のような投稿をしていた。

〈とりあえず、無事です。古参リスナーの裏切り…。疑心暗鬼にもなっていたが、今回ばかりは色々とありすぎて本当に疲れたわ(絵文字)気持ち的に落ち着くまで配信は待っていただけたら幸いです(絵文字)〉(12月21日)

 はたして死に際に投稿された「古参リスナーとのトラブル」は、事件と関係あるのだろうか。原さんのXのアカウントには、〈ご冥福をお祈りします〉〈あちらでウナちゃんマンさんと仲良くしてください〉などと、故人を偲ぶファンからのコメントが溢れている。

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。