ソフトバンク入団・山川穂高は「被害女性と和解していない」民事訴訟に発展する可能性はあるか、女性側の弁護士に聞いた

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女性側は3カ月前は強気の構えだったが…

 だが、「嫌疑不十分」で不起訴という結果が出て、ソフトバンクへ移籍を果たした後もバッシングが止まる様子はない。

 一方、A子さんはどうするつもりなのか。刑事処分が出る約1カ月前の7月、A子さんの弁護士に取材すると「不起訴になっても検察審査会に申し立てをする。民事訴訟も起こす方向で考えている」と強気の姿勢だった。当時、一部メディアが「女性側が示談金1億円を請求している」と報じていた件についても聞いたが、「事実ではない」と否定していた。

 だが、不起訴処分が出て3カ月以上が経過した現在、女性側は検察審査会への申し立て、民事提訴のいずれも実行に移していない。改めて今後の予定についてA子さんの弁護士に確認したところ「まだ協議中」とのことだった。一方、山川側の弁護士は「特にお話しすることはありません」と答えた。

「そもそも、警察は書類送検する際、起訴を求める『厳重処分』ではなく、判断を検察に委ねる『相当処分』の意見を付けていた。検察もA子さん側が検察審査会に持ち込む展開も想定しつつ、3カ月以上の時間をかけて慎重に判断を下した。その結果をA子さん側が重く受け止めている可能性がある。山川側としてはA子さん側が動き出したら、粛々と対応していく構えです」(同)

ソフトバンクの考えは

 今回4年総額で12億円プラス出来高という大きな契約をしたソフトバンクは、どう考えているのだろうか。

「球団は民事訴訟が始まるリスクも踏まえた上で、山川と契約を結んでいます。つまり山川の主張を完全に信じているということ。球界としてはA子さんとのトラブルについては、不起訴処分で“終わり”という考えです。山川の奥さんも許しており、ファン心理だけがどうにもならない状況が続いています」(球界関係者)

 まだまだ苦難が続く山川だが、新天地でファンから受け入れられる日は来るのだろうか。

デイリー新潮編集部

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