立浪中日が主砲「中田翔」をついに獲得! 野手の「7割強」に及ぶ“血の入れ替え”で低迷期脱出へ

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勝負強さを誇る長距離打者は“最優先の補強ポイント”

 2011年、リーグ連覇を果たしながら、落合博満監督が8年目にして勇退。以来、中日は優勝から遠ざかり、2023年までの12シーズンで、Aクラスはわずかに2度だけ。立浪監督が就任した2022年から、球団史上初の2年連続最下位に陥っている。

 野手では、中日での優勝を経験した現役選手が38歳の大島洋平ただ一人。こうなってくると、妙な“負け癖”がついてくる。勝つための発想から遠ざかり、首脳陣がいくら“自己犠牲”の重要性を繰り返し説いても、それがチームの成績につながらないという空しさゆえに、どうしても個人のパフォーマンスにそれぞれの関心が向いてしまうのは、無理もない。

 その弱いメンタリティーを払しょくするために、立浪監督は非情とも映る大ナタを振るった。まず2022年オフ、レギュラーの遊撃手だった京田陽太と、DeNAの左腕・砂田毅樹、二塁手の阿部寿樹と楽天の右腕・涌井秀章との交換トレードを断行。チームの顔ともいえる存在だった2人の主力を放出したのに続き、2023年オフには中田、中島といった実績も十分で、チームで日本一の経験もあるベテランたちの獲得に乗り出した。

 中日の弱点が「打」にあることは、数字がすべてを物語っている。チーム打率2割3分4厘、チーム得点390、チーム本塁打71はいずれもセ・リーグ最下位。特に、390得点は、同リーグ5位の広島を103点も下回り、トップの阪神とは165点もの大差をつけられている。

 だからこそ、勝負強さを誇る長距離打者は、最優先の補強ポイントになる。そうした状況下で、中田は、まさしくその泣き所を解消するための、いわばベストチョイスともいえる一人だろう。

 日本ハム時代には、10年連続100試合以上に出場し、3度の打点王。通算303本塁打は、西武・中村剛也(471本)に次ぐ現役2位。その勝負強さは、今の中日に欠けているものだ。

 中島も通算1928安打。直近3年間での得点圏打率は3割を超えている。2023年の中日は、代打でのチーム打率が12球団ワーストの1割7分3厘。立浪監督は2024年に42歳になるベテランを「代打の切り札」として期待しており、中島も「1つでも多く勝利に貢献する打点を挙げられるよう、精いっぱいやりたい」。

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