大泉洋を歌手で出場させる離れ業…NHK紅白は「アミューズ祭り」状態で浮き彫りになる深すぎる関係

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NHKとベッタリするよりも…

 芸能事務所としては盤石なはずだったが、21年4月、俳優の佐藤健と神木隆之介がアミューズ出資の新会社に移籍。海外でも活動する人気バンドのONE OK ROCKが独立。続いて22年3月に上野樹里、同年9月に賀来賢人が退所し、非常事態かと思われた。

 19年に社長に就任した中西正樹 氏は、21年7月、山梨県富士河口湖町に創立したアミューズヴィレッジに本社を移転させるなど、斬新な経営で話題になった。しかし、佐藤や上野らは、その経営方針に賛同していなかったとも言われている。

「中西社長はそれまでの経営方針を受け継いでテレビや映画に固執していましたが、事務所を出たタレントたちはネット配信のコンテンツやYouTubeなど、ニューメディアに新たな可能性を求めたかったのです。しかし、中西社長は佐藤と神木を“身内”扱いしたかったようで、彼らの新会社に出資することで落ち着きました。とはいえ、事務所の屋台骨を支えるのは、俳優ではいまだに福山で、女優は吉高。サザン、三宅は相変わらず健在で、女優の堀田真由、俳優の渡邊圭祐らも台頭。新日本プロレスと業務提携し、所属レスラーとマネジメント契約を結ぶなどしていますが、11月14日に発表された23年4~9月の連結決算で、最終損益は1億6300万円の赤字。他局に比べて出演料が安いNHKと太いパイプがあったとしても、経営的には安泰ではないでしょう。それに、旧態依然のNHKとベッタリするより、配信系とガッツリ仕事をしたほうが将来的にはよさそうです。今後も長く活躍できる若手の役者や歌手の発掘・育成が喫緊の課題でしょうね」(前出のベテラン芸能記者)

デイリー新潮編集部

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