「専属通訳は恋愛禁止」「幹部を鬼の形相で罵倒」 池田大作氏の知られざる“裏の顔”

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「幹部への罵倒のオンパレード」

「私も名誉会長の二面性には驚かされました」

 と述べるのは、元公明党参議院議員の福本潤一氏だ。

「初めて会ったのは東大時代。集会に来て“この中に親のない子はいるか?”と。手を挙げた学生に2千円を渡し、続いて“タバコを吸う者はいるか?”と聞く。手を挙げた者には幹部から取り上げたタバコを手渡していました」

 後年、議員になってから見た光景も独特だった。

「本部幹部会で幹部を罵倒のオンパレード。5代目会長の秋谷栄之助さんは格好のターゲットで、彼の話の後、名誉会長が舞台に登場すると開口一番、“また秋谷がつまらん話をした。あんな話をよく我慢して聞いていたねえ”。面罵することもしばしばでした」

 また、

「名誉会長の誕生日は1月2日ですが、その日になると、毎年、学会の施設で誕生日会が開かれていました」

 そう福本氏が続ける。

「2千人くらいが参加する大規模なもの。池田名誉会長ご夫妻が正面壇上に座り、参加者が20名くらいずつ順番にその前に並び、お神酒をいただく。すると大名椅子にふんぞり返った名誉会長から二言三言ほど話がある。それが何時間にもわたって行われていました」

 まるで北朝鮮の首領様だ――。福本氏はそう思ったという。

 聖なる精神性をまといながら、実は物欲に忠実な「俗物の王」。そして、時に邪な欲望もむき出しに――。

 それが「人間革命」を生きた池田大作、95年の生涯だった。

週刊新潮 2023年12月7日号掲載

特集「激震収まらず 元弟子たちは見た! 人間『池田大作』の聖・俗・邪」より

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