放送40周年「ふぞろいの林檎たち」 実は2時間スペシャルの続編「パートV」が計画されていた

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パートII(85年3~6月放送)全13話

 パートIの放送から2年後。良雄は運送会社に就職している。健一と実は同じ工作機械メーカーの営業代理店の社員だ。

 綾子はまだ学生だが、陽子と晴江は看護師になっていた。修一は夏恵が受注してくるプログラミングの仕事を自宅で行っている。

 健一と陽子はつき合っているが、価値観の違いが目立つようになった。良雄と晴江は、まだ恋人関係とはいえない状態だ。そして実と綾子の交際は続いている。

 健一に引き抜きの話があり、「二人でもっといいとこへのし上がるんだ」と実を誘うが、「その先に何があるんだ?」と反発される。結局、健一は会社を移り、実は残った。

 自分が看護師に向かないと感じていた晴江は、青山のクラブなどの水商売の世界に入っていく。

パートIII(91年1~3月放送)全11話

 パートIIから6年後。晴江が自殺未遂を起こし、みんが集まってくる。彼らも20代の終わりになっており、結婚した実と綾子には子供もいる。

 健一も結婚したが、相手は陽子ではない。陽子は独身のまま看護師を続けている。修一と夏恵の本田夫妻は妊活中だ。良雄は運送会社という仕事場は変わらないが、実家を出て一人暮らしをしている。

 晴江は結婚相手である富豪の門脇(柄本明)の屋敷に軟禁され、離婚も許されない。良雄は晴江から「愛してる」と言われ、気持ちが揺れる。仲間たちも彼女を救おうとするが、そう簡単にはいかなかった。

 実は大学時代に自分をいじめていた佐竹(水上功治)の会社に移るが、彼に利用されたことに気づく。良雄は仕事の失敗もあり、つい実の妻・綾子と関係をもってしまう。

 陽子は弘前に新設予定の病院に引き抜かれるが、結局、その病院は開業されなかった。

 そして晴江は「一人で働いて、ちゃんと生きてみなくちゃ、あなたの恋人にだってなれやしない」と良雄に言い残し、ひとりで旅立っていく。

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