ヘンリー王子とチャールズ国王の雪解けムードに逆風 新たな“暴露本”を執筆した「メーガン妃のチアリーダー」とは

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エリザベス女王の死去をめぐる裏側を暴露

 11月14日、75歳の誕生日を迎えたチャールズ国王。即位から1年が過ぎ、英国民からの王室支持率はエリザベス女王の頃と同水準を維持している。だが、次男・ヘンリー王子との関係性が影を落とす状況は変わらず、新たな火種が注目されている。

 その火種とは、11月28日に欧米で出版される『Endgame』だ。英国人ジャーナリストのオミッド・スコビー氏によるこの“暴露本”は今年8月に出版予定だったが、5月の戴冠式に関する記述を追加するため11月に延期された。現在はプロモーション期間に入っており、米誌「ピープル」が本文を一部掲載している。

 そこで早速暴露されたのは、エリザベス女王がスコットランドのバルモラル城で死去した日の顛末だ。当時の報道によると、午後12時32分にバッキンガム宮殿が女王の容体に関する声明を発表し、午後5時すぎまでにヘンリー王子とメーガン妃、キャサリン妃を除く主要王族がバルモラル城に到着。午後6時30分にBBCが女王の死去を正式発表した。

 ヘンリー王子はメーガン妃と別件で英国に滞在していたが、現地に向かったのはヘンリー王子だけで、到着は死去発表後だった。『Endgame』によると、この大遅刻はウィリアム皇太子(当時は王子)に送ったメッセージをことごとく無視され、自力で移動手段を探した結果だったという。

 チャールズ国王(当時は皇太子)は、ヘンリー王子に第一報を入れた人物とされているが、バルモラル城へ1人で来るように指示したとされている。王室の規範によりキャサリン妃も同様に来ないと説得されたヘンリー王子はこれを受け入れ、ウィリアム皇太子と連絡が取れないまま、どうにか見つけたプライベートジェットに乗り込んだ。だが、誰からも連絡が入らず、すでに女王が死去していたことを知らなかった。

 このほかの内容からも、ウィリアム皇太子がこの本の “ターゲット”ではないかと考えられている。ヘンリー王子の動向に最も怒っているのがウィリアム皇太子であることは、これまで幾度となく報じられてきた。

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