「マッサージと称して上司が女性社員の足を触る」「残業が月120時間を超えるのもざら」 「レバテック」の親会社のブラックな実態を社員が告発

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「レバレジーズ」は創業18年で年商1千億円に迫る規模に成長を遂げたIT企業だ。人気俳優のTVCMでもおなじみの人材紹介業「レバテック」を傘下に持ち、就活生からも大人気だというが、その実態は、法令違反が横行するブラック企業なのだという。

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 岩槻知秀社長(43)が早稲田大学社会学部を卒業後、2005年に設立したベンチャー企業が「レバレジーズ」だ。昨年度の年商は869億円。「就活生注目企業ランキング文系部門」で1位(OpenWork調べ)と、学生から熱い視線を集めている。社名を聞いてピンとこない向きも、俳優・賀来賢人(34)がCMに出演している企業「レバテック」の親会社と言えば伝わろう。

「執行役員が若手女性社員の太ももを」

 そのCMの中で、ITエンジニア役の賀来がモデル・八木莉可子(22)扮する宇宙人からこう問い掛けられる場面がある。

「会社ってなんだ? そこ楽しいのか? それでいいのか?」

 そんな質問の後に、CMでは〈人生に、まだ見ぬ選択肢を〉というキャッチフレーズが流れるのだが、

「楽しいなんてとんでもない」

 と訴えるのは同社のさる従業員だ。

「休日も仕事せざるを得ず、残業時間が月120時間を超えることはざらです。80時間まではみなし残業として給料に含まれており、80時間以上の残業代もほぼ出ません。上役が社員を人前で罵るのも日常茶飯事。長時間労働に加えてパワハラが横行する労働環境で精神を病み、休職する同僚も常に一定数いる状態です」

 続けて語る。

「岩槻社長はキャバクラが大好き。飲み会も派手なのですが、ある2次会では執行役員の一人が、若手女性社員の太ももを摩(さす)る場面に遭遇しました。また、別の飲み会ではチーム責任者が、足ツボマッサージと称して、女性社員の足を触る光景も。さらに、大勢の前で女性社員を“ブス”と罵る上司まで……」

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