“観劇マナーの悪い元東京都知事”騒動に猪瀬直樹氏が反論 「実際に見聞きしていない人が勝手に書いているだけ」

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

〈縁なき衆生の醜態〉

 SNSなどで話題となっている“観劇マナーの悪い元東京都知事”問題。今回、“犯人”とされている猪瀬直樹参議院議員(76)に話を聞くと、「お菓子なんか食べてない」「劇場で俺にスタンディングオベーションを強いるのは同調圧力」と猛反論するのだ。

 ***

 ヤリ玉に挙げられたのは、10月31日に東京・新国立劇場で上演されたシェークスピア劇「尺には尺を」における所作だ。演劇評論家がSNSにつづったのは、以下のような内容だった。

〈土曜夜新国立「尺には尺を」を観た人から、堪りかねて通報。客席の元都知事が、傍若無人、足は投げ出す、お菓子の紙はチリチリポリポリが止まず、老婦人が制してやっとやめたとのこと。「おもてなし」とかチャンチャラおかしい縁なき衆生の醜態〉

〈せっかくのセリフ劇も台無し〉

〈元都知事は夫人と観劇だったらしいのだが、何で制止しなかったのだろうか、残念〉

 これに、劇場に居合わせたというタレントのラサール石井(68)が参戦して、事態はヒートアップした。

〈観劇態度は最悪。色の濃いサングラスに黒で統一した格好で身体を揺すりながらヤカラのように歩き、劇場にはふさわしからぬ出立ちでめっちゃ目立ってた〉

「委員会室はスマホの持ち込みが原則禁止」

 現時点で存命中の元都知事は、日本維新の会に所属する猪瀬氏と、国際政治学者の舛添要一氏(74)の二人。渦中の人物が猪瀬氏と判明したのは、彼の妻で女優の蜷川有紀(63)が観劇後、SNSに〈新国立劇場で『尺には尺を』を観ました〉と投稿していたからだ。

 猪瀬氏は、今年4月に参院憲法審査会でガムをかんでいたことで批判を浴びた。その2カ月後には、参院特別委員会で猪瀬氏のスマホが電子音を発し、審議を一時中断に追い込んでいる。

 野党担当記者もあきれ顔だ。

「委員会でガムをクチャクチャするのは論外ですが、そもそも委員会室はスマホの持ち込みが原則禁止です。しかもあの時、猪瀬氏は椅子に踏ん反り返って大アクビをし、下品なヤジを繰り返し飛ばしていたんです」

次ページ:「実際に見聞きしていない人が勝手に書いているだけ」

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。