150億円ともいわれる銀座「ポルシェビル」を買った大富豪 1階は高級クラブになることが判明

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 コロナ禍から復活を遂げつつある夜の銀座に、ようやく景気のいいうわさが流れてきた。街のランドマークとして親しまれてきた通称「ポルシェビル」の1階に、さる大物経営者の意向で高級クラブがオープンするというのだ。渦中の当事者に真相を聞いてみた。

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 ご存知ない方も多いだろうが、ポルシェビルの正式名称は「奥村プラッツビル」。なぜ、前者の通称で呼ばれてきたのかというと、並木通りに面したビルの1階がポルシェの輸入代理店「ミツワ自動車」のショールームだったから。

「ポルシェビルの2階より上にはサードフロアー、グレ、ジャンヌダルクなど数々の高級クラブが入っています。1階に展示されていたポルシェのしゃれたイメージと相まって、ビルそのものが夜の銀座の象徴として愛されてきました」(銀座のクラブ関係者)

評判の高級店

 しかし、昨年7月をもってショールームは閉鎖され、この呼び名はもはや過去のものになりつつある。

 ビルの所有者でもあったミツワ自動車は前社長が亡くなった後、次々に輸入車関連の事業を畳んでいった。ポルシェが展示されていた件のショールームは今、壁で覆われた状態だ。

「昨年12月、ミツワ自動車はポルシェビルをセガサミーホールディングスの里見治会長(81)の資産管理会社に売却しました。一説によれば土地も含めて代金は150億円超だったとか。以降、ビルがどうなるのか注視されてきましたが、ここへきてやっと具体的なうわさが流れ始めたのです」(同)

 どうやら里見会長は「ファーストクラブ」の佐々木雅子ママにお店を出させる腹づもりだという。

 里見会長といえばおよそ2千億円の個人資産を誇る、日本を代表する富豪の一人。ご令嬢の結婚式には現職の総理だった故・安倍晋三氏や長嶋茂雄氏などそうそうたるVIPが出席した。一方の雅子氏は300軒ほどのクラブがひしめくといわれる銀座の中で目下、最も盛況だと評判の高級店、ファーストクラブのママである。

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