マラソン代表選考会「MGC」なぜ出走者が激増? 「MGCで勝つと五輪で負ける」というジンクスも

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「MGC」と聞いてどれだけの人がピンとくるか。

 日本陸連が主催する「マラソングランドチャンピオンシップ」の略で、五輪代表を決める一発勝負のレース。男女2位以内は即内定。その後のレースで出色の記録が出ない限り、3位もパリ行き切符を手にできる。

「国内主要大会に分散してしまう有力選手が一堂に集い、日本一を決める4年に1度の大イベントですが、前回と比べて今回は盛り上がっていませんね」

 とスポーツ紙記者が語る。

 2019年に行われた前回は、初めての開催だったこと、地元東京で行われる五輪の選考会だったこと、日本記録が続々と更新された“ブーム”の真っ最中だったことなどから大いに盛り上がり、中継の視聴率も男子16%、女子14%の合計30%を記録した。

 出来過ぎの前回と比べるのは酷だが、今回の注目は、

「日本記録保持者の鈴木健吾(28)。前回のMGCは途中トップを走りながらも終盤失速し7位。妻の一山麻緒(26)とともに代表選出された昨年の世界選手権はコロナに感染して欠場するなど苦しい時期が続いていますが、今回はリベンジに燃えています」

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